会社倒産までの苦闘と地獄ロード~そして再起へ

倒産までの経緯~その後に大変な地獄が待っていました。当時乗り越えた知恵とノウハウを苦しんでいる方に。

会社倒産までの苦闘と地獄ロード~そして再起への新着ブログ記事

  • 取引先の倒産

    最盛期から3分の1に目減りした売上の中で、その内2割を占める取引先が 前触れもなく倒産してしまい、いわゆる夜逃げ状態でした。 2割といっても直近月の取引額が250万円程あり貸し倒れになりました。 当然ながら火の車状態の小社とって致命傷級のダメージです。 自分自身、倒産を知った当日の記憶が殆ど無いの... 続きをみる

    nice! 1
  • 禁じ手の解禁

    赤字経営が続く中、自転車操業でやり繰りするにも限界があり 自滅することは分かっていましたが、禁じ手を解禁するしか方法がありませんでした。 キャッシング機能付きキャッシュカード5~6枚で総額枠700万円程を一時しのぎで 借りては返すを繰り返しました。 A社の返済期限が来ればB社から借り入れる。さらに... 続きをみる

    nice! 1
  • 風前の灯…

    リーマンショック、東日本大震災へと続く景気後退には小社も太刀打ちすることが できませんでした。 2011年3月末時点の売上は最盛期の3分の1まで減少していて、もはや劇的な上昇は 見込めない状態。取引先の多くが廃業や吸収合併により減少したものでした。 設備資金の返済負担が重くのしかかり、赤字状態が続... 続きをみる

    nice! 1
  • 雨の日に傘は借りれず…

    銀行返済を遅延したことで銀行の風向きが完全に変わりました。 事業計画の提出や複数年に渡る決算書の提出を求められ、 明らかに防御策を取っている様子が伺えます。 今後の事業計画を提出する際、開き直って運転資金の借り換えと新規融資 (運転資金1,000万円)の申し込みをしました。 当然ながら、新規融資に... 続きをみる

    nice! 2
  • 資金ショート第2幕

    仕入先に支払いを遅延したのち、あらゆる支払いにおいて遅延が始まり 小さな支払いから大きな支払いまで、一つ支払いが済めば次の支払いで遅延して 常に遅延の申し入れとお詫びを繰り返す日々が続きました。 遅延しながらでも、支払い出来ているうちは良かったのですが、度重なる遅延によって 取引条件の引き上げなど... 続きをみる

    nice! 1
  • 資金ショートの序幕

    売上~入金~支払のバランスが常時悪くなり資金対策に走り回る日々が続きます。 仕入れ資金の支払450万円を明日に控え、どうすることも出来ないままに ついに支払実行出来ませんでした。(現金振込みで取引していました) 先方の経理部並びに社長には事前に申し入れましたが、金額が金額の為に動揺されていたことは... 続きをみる

    nice! 2
  • 離れて行く人たち

    対内外的に景気が良くないように映ると、色々な意味で周りから人が離れて行きました。 単純に損得勘定の方、配慮から自ら離れる方、様々な理由があるかと思いますので こればかりは自分の至らなさでしかありません。 不思議なもので追い打ちをかけるように、懇意にしていただいた銀行の担当者や 取引先の担当者なども... 続きをみる

    nice! 1
  • 向かうべき方向性

    負の連鎖が続き意気消沈することもつかの間に、落ち込んだ売上を回復することが 優先課題として重く横たわっています。 悪い時には劇的に良い案など浮かぶわけでもなく、その場しのぎで行うことは 付け焼刃で売上回復するには至りませんでした。 異業種の仕事に進出したり、現金商売を行ったり… 今考えると弱った時... 続きをみる

    nice! 2
  • 負の連鎖

    大手取引先を失うことで、導入した機械が遊んでしまう時間が多くなりました。 皮肉にも手作業で出来ることで、改めて本来素材の持っている良さに気が付きますが 時すでに遅しでした。 そして負の連鎖が次々に起きてきます。 まずは パート従業員の稼働時間が少なくなり、稼げないので退職を願い出る人が現れます。 ... 続きをみる

    nice! 2
  • 忍び寄る異変3

    取引先にも少しずつ異変が現れ始めたのもこの頃です。 一番の痛手が大手取引先が最大手に吸収合併されたことに伴い、納入業者の見直しと 取引品目の選定が行われました。 これまで、小社の取引は価格競争には無縁に近く、大手取引先にも割と強気な価格で 納入していたのですが、これまでの経緯など全く関係なく ①最... 続きをみる

    nice! 2
  • 忍び寄る異変2

    設備導入してから少しずつ異変が露呈してきました。 前回に続き詳細に説明します。 ①人力から機械作業となり、効率が良くなる反面で製品の持つ繊細さなどが失われ、  本来、自分の求めているものとは感覚的にズレてきた。 ②社内的に技術的な追求よりも効率重視(作業時間短縮など)の姿勢が際立ってきた。 ③営業... 続きをみる

    nice! 2
  • 設備効果と忍び寄る異変

    機械を導入し工場を拡大することで、今までの処理能力とは雲泥の差でありました。 極端な話、1人で1時間かかっていた作業が機械なら3分で行ってしまいました。 これにより人手が余る状況に・・・。 色々な方策はあるのでしょうが、人手を遊ばせない為に更なる新規取引先の開拓に 走ります。これが完全な方向違いで... 続きをみる

    nice! 3
  • 取引先開拓

    売上が伸びているときの営業話術について必勝パターンがあり、他社との価格交渉に お付き合いせずに、我が道を行くスタイルでも十分に戦える必勝パターンが小社には 存在しました。 一言では言い表せないのが申し訳ないのですが、取引先となる相手の方にも 商売の域を超えた参画意識と貢献の実感を持っていただくよう... 続きをみる

    nice! 2
  • 人材の雇用と育成

    人材を雇用するということは経営者であれば、それが社会的貢献や使命ということは 少なからず聞きなれた言葉だと思います。 私自身、若くして創業期をやり繰りしてきた自負と体験は、少し歪んだ考えを持ち 人材(人財)とは考える余裕がありませんでした。 ワンマン社長と呼ばれる方に共通している、 『人材はいくら... 続きをみる

    nice! 2
  • 設備資金の借入

    取引先が増えるとそれまで手作業で行っていたものから、機械作業に移行すべきだったり 工場が手狭になったりとハード面での更なる向上が求められます。 小社においても連結売上が2億円に手が届くころ、設備資金を借入する判断に迫られました。設立6年目~7年目のことでした。 運転資金の借入で変に慣れている事と銀... 続きをみる

    nice! 1
  • 2社目の設立

    事業が大きくなることで、法規制や地方などでの業務遂行の関係もあり 2社目を設立することになりました。1社目の設立から5年目のことです。 これに合わせ1社目の増資を行い資本金を1500万円にしました。 2社目を設立すると、当然ながら現地との往復など手数が増え、 本来なすべきことの仕事が遠のき、いわゆ... 続きをみる

    nice! 1
  • プロフィール 5

    意外なほどアッサリと融資を受けたことで、これから始まる苦闘と 大きな勘違いをしていくことになりました。 ①決算書の結果次第(右肩上がり)であれば銀行の評価は高い。 ②そのためには営業に注力して何が何でも取引開拓が第一優先。 ③創業社長として事業(会社)の全てが自分に集約している。 今、考えると恥ず... 続きをみる

    nice! 2
  • プロフィール 4

    初めての銀行からの運転資金借り入れは300万円でした。 いわゆるお付き合いの印としての双方ともに苦にならない最適な金額でした。 その時一番驚いたのが、初年度の決算書だけで他に必要な書類や煩わしい保証人など 不要でアッサリ振り込まれたことです。 後になって心に染みてくるのですが、 『晴れの日に傘を差... 続きをみる

    nice! 3
  • プロフィール 3

    取引先が増えると必然的に支払いサイトの関係でつなぎの現金が必要になります。 発展途上にあった小社も売上が右肩上昇しているにもかかわらず、慢性的な運転資金の 枯渇状況がありました。 この時に一歩立ち止まる勇気が自分にあれば、結果が違う形だったのかもしれません。 身の丈に合わせて着実に歩むことも会社経... 続きをみる

    nice! 4
  • プロフィール 2

    取引先の増加に伴い、一人での運営が限界になり会社を設立することになりました。 会社組織に固執していなかったこともありますが、資本金は300万円で設立しました。 役員なども多くは置かずに最低限にしました。 自分自身の技術力に全てが網羅していると考えていたことと、営業も含め運営の全てを 取り仕切ってい... 続きをみる

    nice! 4
  • プロフィール 1

    ようこそ当ブログへお越し下さいました。 風任せと申します。 私はこれまでの人生半分近くを 起業~会社経営~事業悪化~倒産~そして再起~再興に費やし実践体験してきました。 社会人駆け出しはバブル絶頂期に外資系商社に就職しました。 幸い、在職時に営業・内勤・人事管理まで一通りの業務を体験させて頂きまし... 続きをみる

    nice! 7