資金ショート第2幕
仕入先に支払いを遅延したのち、あらゆる支払いにおいて遅延が始まり
小さな支払いから大きな支払いまで、一つ支払いが済めば次の支払いで遅延して
常に遅延の申し入れとお詫びを繰り返す日々が続きました。
遅延しながらでも、支払い出来ているうちは良かったのですが、度重なる遅延によって
取引条件の引き上げなどもあり、ジワジワと苦しみが増してきました。
そしてついに、銀行からの設備資金返済が遅延することになり、その月を境に
銀行の担当者の顔色が変わったのは云うまでもありませんでした。
終わりの始まりがついにやってきた瞬間でした。