会社倒産までの苦闘と地獄ロード~そして再起へ

倒産までの経緯~その後に大変な地獄が待っていました。当時乗り越えた知恵とノウハウを苦しんでいる方に。

義務を果たして権利の主張⑧

出社してきた表情を見ると少しやつれた様子。


『揉めるというのは精神をすり減らすだろ?』と
言うと『はい…』か細い声で答えました。


ともかく会社から出産祝いとして3万円を渡しました。
欠勤扱い3日分の減給に補填相当する金額です。


そして
ボイスレコーダーに録音しながら本題を振りました。


そもそも雇用契約時は成人本人と単独契約したもので
自分自身の本意はどう思っているのか。
部外者の意見では無く当事者本人の気持ちはどうなのかを尋ねました。


『自分としては期待に応えられなかったこともあり
 深く反省しています。穏便に揉めずに退職したいです…』


本当にそう思っているんだな?
それならばわかった。
ではこの文面にサインして。と誓約書を差し出しました。


内容的には全ての非を認め
今後一切の他言をせず約束を反故にした場合は控訴されても
一切の反論は行いません。というものです。


そして最後の親心として
退職日までの待期期間においても
給与は保証して支払うことにしました。


これにより全ての揉め事は終了しました。


部外者の意見に振り回され
本人もどうしようもできなかったのだと思います。


ただ、勤務時には本人の努力義務も見たかったのが本音です。
他人の意見に流され、自分のやるべきことを見失い
権利ばかり主張するのが、まかり通るほど世の中は甘くありません。


今回のことで改めて
人材雇用について深く考えさせられる出来事でした。


さあ、また現有戦力で頑張ります!


追記
お客様から赤福を頂きました。
昔から変わらない安心感でtheお土産ですね。

義務を果たして権利の主張⑦

淡々と事務的な口調で時系列に説明を行い
ボイスレコーダーに録音して自宅待機を命じたことで
初めて事の重大さに気が付いたのか
最後には涙ながらに謝罪をしてきました。


しかしながら、これまでの経緯を考えると
許される許容範囲を超えていることも事実で
部外者の親族がいつまでもガタガタ言っている限り
本人的にも引っ込みが付かないのだと感じていました。


さてどうしたものか?


解雇or穏便に退職させるか…


一つだけ考えたことは
当人たちの間に近々生まれてくる新しい命でした。


ガタガタと因縁を抱えた中で
生まれてくる命が不憫でならないなと。


転職先も決まっているのに仕事も手につかないだろうなと
思うと親心的な想いが遮りました。


熟慮したのち数日後メールで連絡をしました。
『今回のこともあるが、まずは出産祝いを渡したいこともあるので
一度会社に来てほしい。難しく考えずに待っています。』


次回に続きます。


追記
切り花を購入する機会が増えました。
視覚的に癒しが欲しくなるのです。

義務を果たして権利の主張⑥

『辞めるにあたって
義父から会社に聞いてこいと言われたのですけど・・・』


1、社員登用後からの交通費がなぜ実費で満額出ないのか?
 (片道2時間掛かる通勤分)
2、現場までの移動時間も労働時間ではないのか?
3、有給休暇が無いなんておかしいだろ?
その他諸々・・・


そもそもの理論が破綻しています…。


労働者本人に何度も詳しく説明しても理解できないようです。
又、偽って入社していたことは完全に忘れていて
被害者意識になっています。


会社としては他のスタッフの士気に関わるので
給与支給日に欠勤した3日分(本来なら5日分)を減額して支払いました。
予想通り怒涛の如く、何故欠勤で減給なのですか?と聞いてきました。


そこから毎日のように『家族から聞いてこいと言われたんですけど』が
始まり、そのうち裁判で訴える旨をちらつかせて来ました。
(なんでも500万円位を請求する意気込みのようです)


とにかく相手側の争点が理論破綻しているので
当方も全面的に争う姿勢だと本人に伝えました。


そして改めて本人と面談を行い
書面コピーを渡し双方ボイスレコーダーに録音しながら
経歴詐称や虚偽申告などのことも説明に含め
これまでの経緯を時系列で理路整然と説明しました。


最後にボイスレコーダーの音源を家族に必ず聞かせるようにと言い
退職日までの残数が12日ほど在るが、自宅待機の上、出社不要で
処遇は追って通達する旨を申し伝えしました。


次回に続きます…


追記
飛び石で2か月の間に2回もガラス交換しました…
1回12万円X2回で24万円の出費です。
砕石を積んだダンプカーの後ろを走行するのは危険ですね。