出社してきた表情を見ると少しやつれた様子。
『揉めるというのは精神をすり減らすだろ?』と
言うと『はい…』か細い声で答えました。
ともかく会社から出産祝いとして3万円を渡しました。
欠勤扱い3日分の減給に補填相当する金額です。
そして
ボイスレコーダーに録音しながら本題を振りました。
そもそも雇用契約時は成人本人と単独契約したもので
自分自身の本意はどう思っているのか。
部外者の意見では無く当事者本人の気持ちはどうなのかを尋ねました。
『自分としては期待に応えられなかったこともあり
深く反省しています。穏便に揉めずに退職したいです…』
本当にそう思っているんだな?
それならばわかった。
ではこの文面にサインして。と誓約書を差し出しました。
内容的には全ての非を認め
今後一切の他言をせず約束を反故にした場合は控訴されても
一切の反論は行いません。というものです。
そして最後の親心として
退職日までの待期期間においても
給与は保証して支払うことにしました。
これにより全ての揉め事は終了しました。
部外者の意見に振り回され
本人もどうしようもできなかったのだと思います。
ただ、勤務時には本人の努力義務も見たかったのが本音です。
他人の意見に流され、自分のやるべきことを見失い
権利ばかり主張するのが、まかり通るほど世の中は甘くありません。
今回のことで改めて
人材雇用について深く考えさせられる出来事でした。
さあ、また現有戦力で頑張ります!
追記
お客様から赤福を頂きました。
昔から変わらない安心感でtheお土産ですね。