回想編➂~山菜の味が沁みる
暗黒期にお金が無かったことで
それまでの自分の人生では
有り得なかったこともやりました。
普段の食材を買うことすらままならない…
春から秋にかけては採ったことも無い
山菜を取りに山の中を放浪しました。
初めは有りそうな場所すら分からないので
只々、山の中をさまよう感じでした。
少しずつ慣れてくると
ウド、タケノコ、ワラビ、ぜんまい、
タラの芽キノコ、ヤマブキなど…
面白いように採ることが出来るように。
貧乏金なしですが、山菜で食卓が賑やかに
なることが嬉しかったです。
今でもあの時の想い出が
頭をよぎりながら
季節の山菜を取りに休みの日を使って
山に行くようになりました。
先日も沢山のタラの芽を取ってきて
卓上フライヤーで天ぷらにしながら
懐かしくほろ苦い味を堪能しつつ
旬の恵みの有難さが
解る歳になったのかなと感慨深くなりました。