会社倒産までの苦闘と地獄ロード~そして再起へ

倒産までの経緯~その後に大変な地獄が待っていました。当時乗り越えた知恵とノウハウを苦しんでいる方に。

取引先開拓

売上が伸びているときの営業話術について必勝パターンがあり、他社との価格交渉に
お付き合いせずに、我が道を行くスタイルでも十分に戦える必勝パターンが小社には
存在しました。


一言では言い表せないのが申し訳ないのですが、取引先となる相手の方にも
商売の域を超えた参画意識と貢献の実感を持っていただくような手法です。
(売上で現状困っている方にはお問い合わせいただければ詳細をお伝えいたします)


アポを取る時点では『どこの馬の骨?どうせ他と一緒でしょ?安いのかい?』的な
素っ気無い対応だったものが、実際お会いして必勝パターンでお話しすると、グッと
身を乗り出してお聞き頂けることが楽しく自信と自負を持って営業開拓していました。


後々、この時の感覚が忘れられなく再起~再興することに繋がります。

人材の雇用と育成

人材を雇用するということは経営者であれば、それが社会的貢献や使命ということは
少なからず聞きなれた言葉だと思います。


私自身、若くして創業期をやり繰りしてきた自負と体験は、少し歪んだ考えを持ち
人材(人財)とは考える余裕がありませんでした。


ワンマン社長と呼ばれる方に共通している、
『人材はいくらでもいる』という安易でわがままな偏狭な考え方です。


当時、働いていただいた社員、従業員の皆さんに能力とスキルを高める訓練や勉強に
時間と費用を費やすこと無く運営して行ったことが本当に悔やまれます。


特に責任ポジションの方に対してのトレーニングは社長本人の負担を減らすだけでは
無く、会社の基礎体力向上に繋がることです。


その部分が全く疎かで、今思えば会社の体をなしていないものでした。

設備資金の借入

取引先が増えるとそれまで手作業で行っていたものから、機械作業に移行すべきだったり
工場が手狭になったりとハード面での更なる向上が求められます。


小社においても連結売上が2億円に手が届くころ、設備資金を借入する判断に迫られました。設立6年目~7年目のことでした。


運転資金の借入で変に慣れている事と銀行さんの勧めもありましたので
躊躇なく設備資金の借入を申し込みます。3千万円でした。


ここで反省すべきは
①本当に機械導入すべき次元なのか、機械を遊ばすことにならないか。
②人材雇用でカバーできることは無いのか。


機械導入や規模拡大に見栄えの良さを求め虚栄心が強くあったのだと
今更ながら恥ずかしくなります。