取引先からの取立てについて
ある日、自宅付近で待機していた取引先関係者が子供の帰宅に合わせて、
自宅に乗り込んできました。
まずは妻に対して強烈な一言
『お宅の旦那がうちの商品代金を踏み倒しているんだけど!泥棒だよ!』
押し問答が続く中で、胸に刺さった言葉が
『倒産するのを分かっていながら取引したのは詐欺だ!最低だ!人間性を疑う!』と。
こちらが悪いのは百も承知ですが、
沈みゆく泥船に石を投げつけるような言葉よりも、少しでも建設的に
今後どのような仕事をして返済して行けるのか?
分割で幾らなら返済できる可能性があるのか?
などの言葉の方が苦しい中でも何とか返済して行きたいと感じるのと
無いものを着ぐるみ剥がしても僅かであり、それが主因となって追い込まれ、
命すら落としてしまう事例もたくさんあります。
後々、自分が逆の立場になった場合でも肝に銘じて忘れない言葉です。