ひきこもり支援相談士④
数日後に親御さんから携帯に電話が入りました。
親 『もしもし。先日はお世話になりました。』
自分『自分も拙い対応で恐縮です。どうでしたか?』
親 『それが本人的には居心地が良かったようです。』
自 『あれっ!そうだったんですね。てっきり二度と行きたくないと
思われたんではないかと緊張していました。汗…』
親 『色々質問されたり、何か作業をさせられるのかと
不安だったようです。距離感が心地よかったのかも。笑』
自 『あ~そうだったんですね。笑』
初対面で信頼関係も何も構築出来ていないのに
質問攻勢だったり、何かをさせたりは出来ないだろうとの
事前の想いが的中してホッとしました。
親 『ご迷惑とは思いますが、何か作業的にお手伝いで
やれせてもらえることはないでしょうか?
もちろん賃金などは全く必要ないですから。
今の状況から脱出できれば何も望みませんので…涙』
自 『受け入れは全然構わないのですが、本人自身に目的が
生まれるような何かがあるといいですね。
将来が見渡せる、何か今の状況から自立できるような…
少しお時間を頂けますか?こちらからご連絡しますので。』
それから1週間、自分なりに熟考しました。
1、受け入れる以上リタイアの無いようにゴール地点は考えておく
2、あくまで本人のペースに任せて『気の向いたときに来て良い』
3、やりがいが生まれるよう労働の対価として労賃は支払う
4、強要になることは一切行わない(これやって、アレ取って)
5、作業中、体調について都度確認をする
このことだけはスタッフにも徹底することを伝え
受け入れをすることになりました。
次回に続きます。
追記
新しい大河ドラマが始まりました。
登場人物ゆかりの居城ですね。
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